こんにちは!エターナルフィット厚別の大橋です!
最近、「疲れが抜けない」「やる気が起きない」「妙にイライラする」「夜中に何度も目が覚める」──そんな不調が続いていませんか?仕事のストレスや年齢のせいだと思い込み、対処を後回しにしている男性は少なくありません。
これらの症状は、男性の更年期障害(LOH症候群)が背景にある可能性があります。
今回は、男性更年期の原因から症状、具体的な改善方法(医療・栄養・サプリ・運動・ストレスケア)まで、ビジネスパーソンにもわかりやすく解説します!
「年齢のせいだから仕方ない」と諦める前に今日からできる対策を一緒に見つけていきましょう。
Contents
男性にも「更年期障害」がある
LOH症候群(加齢性腺機能低下症)とは、いわば“男性版の更年期障害”のことです。
「更年期」と聞くと女性のイメージが強いですが、男性にも40〜60代の間にホルモンが急激に低下する時期があります。
これが LOH症候群(Late-Onset Hypogonadism:加齢性腺機能低下症) です。
男性ホルモンであるテストステロンは、
- 筋肉量
- 気力
- 性機能
- ストレス耐性
- 判断力
- 代謝(脂肪のつきやすさ)
など、心と体のあらゆる働きに大きく関わっています。テストステロンは30歳前後でピークを迎え、その後ゆるやかに低下していきますが、ストレスや睡眠不足が重なると、突然ガクッと落ちることがあります。
この急激な低下こそが、症状を引き起こす大きな原因です。
特に発症しやすいのは 40〜60代。経営者・管理職など責任の重い立場にある方、出張が多い・勤務が不規則な方、さらに子どもの独立や親の介護といった家庭環境の変化がある方はリスクが高まります。
つまり、人生の中でも「役割負荷」が最も重くなり、ストレスが増える時期とテストステロン低下が重なることで、LOH症候群は発症しやすくなるのです。
男性更年期障害の主な症状
男性にも、更年期障害は起こります。主な原因は、年齢とともに男性ホルモン(テストステロン)が低下すること。
ここでは、 男性更年期障害に見られる主な症状 をわかりやすくまとめ、早めに気づくためのヒントを紹介します。
- 朝起きても疲れが取れない
- 多汗・ほてり
- 筋肉の衰え、筋力低下
- 体脂肪の増加(特に内臓脂肪)
- 減少した持久力
- 性欲低下・ED
- イライラしやすい
- 不安感
- 眠れない
- 気分が落ち込む
- ミスが増える
- 何をしても楽しく感じない
- 判断が遅くなる
- 集中力の低下
- 同僚との衝突
- 家族に当たりやすくなる
- 会議や面談で気力が湧かない
男性の更年期障害の3つの原因
疲れが抜けない、イライラしやすい、やる気が出ないなどの不調の背景には、3つの原因があります。
具体的な原因を紹介していきます。
1、男性ホルモンの減少メカニズム
テストステロンは精巣で作られ、脳(視床下部・下垂体)からの司令で分泌されます。しかし、加齢・ストレス・睡眠不足 があると、脳からの命令が弱まりテストステロンが作れなくなります。
特にストレスホルモン コルチゾール はテストステロンを打ち消す作用があり、仕事や人間関係のストレスが続くとホルモンバランスが大きく乱れます。
2、過労・ストレス・睡眠不足との関係
テストステロンの低下には、日々の働き方や生活習慣が大きく関わっています。長時間労働が続くと、ストレスホルモンである コルチゾールが増加 し、テストステロンの分泌を妨げます。
さらに、睡眠不足 も深刻です。テストステロンの多くは夜間に合成されるため、質の良い睡眠が取れないと分泌が大きく低下します。特に、 睡眠6時間以下の状態が続くとテストステロンは15〜20%低下する と言われており、男性更年期を悪化させる大きな要因となります。
また、運動不足 もホルモン低下につながります。筋肉が刺激されないことで分泌が鈍り、疲れやすさ・気力低下を招く悪循環に陥りやすくなります。
このように、過労・ストレス・睡眠不足が重なると、テストステロンは急激に落ち込み、男性更年期症状が表れやすくなるのです。
3、肥満・運動不足が悪循環を生む
肥満、特に内臓脂肪の増加はテストステロン低下を加速させます。内臓脂肪が増えると 「アロマターゼ」 という酵素が増え、この酵素がテストステロンを女性ホルモンへと変換してしまうためです。
その結果、太る → 男性ホルモンが減る → さらに太りやすくなるという悪循環に入り、気力低下や体力の衰えまで引き起こしてしまいます。
男性の更年期障害の改善法
LOH症候群は、泌尿器科・男性更年期外来で検査・治療が可能です。それ以外にここでは日常で改善できる方法をご紹介します。
サプリ・漢方・食事を見直す
- たんぱく質:卵、鶏肉、赤身肉
- 亜鉛:牡蠣、赤身肉、大豆
- ビタミンD:鮭、日光浴
- オメガ3:青魚、ナッツ
- 補中益気湯
- 男性更年期向け:八味地黄丸
※あくまで医師に相談の上で使用してください。
運動療法
研究では 筋トレが最もテストステロンを上げる とされています。特に効果が高い運動として
- スクワット
- デッドリフト(軽負荷)
- ベンチプレス
- 階段昇降など
さらにウォーキングなどの 有酸素運動はストレスホルモンを下げる ため、筋トレとの組み合わせが効果的です。
テストステロンは「刺激」によって作られます。大きな筋肉を使う、リズム運動をする、姿勢改善で呼吸が深くなることでより活性化します。
ストレスコントロール・メンタルケア
脳の負担を減らすことでテストステロン低下を食い止めます。
- 深呼吸:副交感神経を整える
- 風呂に10分浸かる
- 1日15分の散歩
- 趣味の時間を確保
- スマホ・PCのブルーライトを削減
男性更年期セルフチェックと受診の目安
以下のうち 3つ以上当てはまるとLOHの可能性がありますので、泌尿器科、男性更年期外来、内科(ホルモン検査をしている場合)などの専門家への受診をおすすめします。
- 急に疲れやすくなった
- 性欲が落ちた
- 朝の勃起が減った
- イライラしやすい
- 不眠が続く
- 筋力が低下した
- 集中力が下がった
- お腹の脂肪が増えた
- 気分が落ち込む
まとめ
男性の更年期障害(LOH症候群)は、心の弱さではなく、身体のホルモン変化による医学的な症状 です。
放置すると、メンタル不調、体力低下、体重増加、家庭・仕事への影響につながるため、早めにケアすることが大切です。
エターナルフィットでは、内科クリニックと連携しながら、40〜60代の女性の更年期世代が安心して取り組めるメディカルフィットネスを提供しています。
「更年期だからこそ、これからの自分の体と向き合っていきたい」そう感じたタイミングが、始め時です。
ぜひ一度、エターナルフィットにご相談ください。あなたのペースで続けられる運動の形を、一緒に探していきましょう。




