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高齢者向けジム完全ガイド|安全・効果的な運動で健康寿命をのばそう

「最近、足腰が弱ってきた気がする」「歩くスピードが落ちて外出が減った」「親に運動をすすめたいけれど、どんなジムが安心なのかわからない」そんな声をよく耳にします。

年齢を重ねると、筋力やバランス感覚が自然と衰え、転倒や寝たきりのリスクが高まります。
しかし、適切な運動を続けることで、筋肉だけでなく心も元気を取り戻せることをご存知でしょうか。

この記事では、高齢者が安心して通えるジムを選ぶためのポイントや、実際に通うときの注意点まで、わかりやすく解説します。
ご本人はもちろん、「親の健康を守りたい」と考えるご家族にも役立つ内容です。

高齢者が運動を行うべき理由

加齢とともに「サルコペニア」と呼ばれる筋肉量の減少が進み、歩く、立つ、階段を上るといった動作が少しずつ難しくなります。
筋力が落ちると転びやすくなり、転倒がきっかけで入院や寝たきりになるケースも少なくありません。

さらに、筋肉の衰えは体だけでなく、心の健康にも影響します。
「出かけるのが面倒」「人に会うのが億劫」と感じるようになり、気づけば外出機会が減ってしまう。これが悪循環の始まりです。

一方で、週に数回の軽い運動でも、

・筋力や姿勢の改善
・血流促進による冷えやむくみの改善
・脳への刺激による認知症予防
といった効果が得られます。

つまり、運動は“薬”と同じくらい大切な健康習慣なのです。

高齢者がジムに通うメリット

年齢を重ねるにつれ、「運動をした方がいい」とわかっていても、何から始めれば良いのか迷う方は多いものです。
ウォーキングや自宅ストレッチも有効ですが、ジムを利用することで得られる安全性や継続しやすさは大きな強みです。
ここでは、高齢者がジムを利用する際のメリットとデメリットを整理し、自分に合った通い方を見つけるヒントを紹介します。

1、安全な環境で運動できる

自宅では転倒の心配や正しいフォームを保つ難しさがありますが、ジムなら専門スタッフが見守ってくれるので安心。
トレーニングマシンも安全設計で、関節に負担をかけずに筋力を鍛えられます。

2、医学的根拠に基づいた運動ができる

最近は「メディカルフィットネス」という医療と連携したジムも増えています。
理学療法士や医師のアドバイスを受けながら、リハビリ後の体力づくりや持病の管理を行うことも可能です。

3、数値で変化を確認できる

体組成計(InBodyなど)を用いた測定で、筋肉量や体脂肪の変化を“見える化”できます。
数字で進捗がわかると、「続けよう」というモチベーションにつながります。

4、仲間と交流できる

同世代と交流しながら楽しく運動できるのも、ジムの魅力です。
会話や笑顔が生まれることで心の健康にも良い影響を与え、「通うのが楽しみ」になる方も多いです。

高齢者がジムに通うデメリット

つづけて、デメリットも4つご紹介します。

1、 費用がかかる

一般的なスポーツジムに比べると、シニア向けや医療連携型のジムは料金がやや高め。
ただし、医療費控除の対象になるケースもあるため、費用面は一度確認しておきましょう。

2、通う手間がある

交通機関の乗り換えや天候の影響など、移動が負担になることもあります。
送迎付きの施設や、自宅から近い場所を選ぶと続けやすくなります。

3、体調の波に左右される

その日の血圧や睡眠、食事などによって運動の強度を調整する必要があります。
無理をしすぎず、「今日は軽めに」と切り替える柔軟さも大切です。

安全に通える高齢者向けジムの選び方

「ジムに通いたいけど、どんなところを選べば安心なの?」そう感じる方は多いでしょう。

高齢者が運動を継続するうえで最も重要なのは、“安全に続けられる環境”が整っているかどうかです。
医療のサポート体制や、施設のバリアフリー、スタッフの質、通いやすさなど、確認すべきポイントはいくつかあります。

ここでは、失敗しないジム選びのために、チェックしておきたい4つの視点を紹介します。

1、医療、理学療法士のサポート体制があるか

まず注目すべきは、「医療との連携体制があるかどうか」です。
高血圧・糖尿病・心臓病・関節痛など、持病を抱える高齢者は少なくありません。
そのため、医師や理学療法士と連携している施設であれば、万が一のときも安心して運動を継続できます。

たとえば次のようなサポートがあるジムが理想です。

  • 医師による運動可否の確認や運動処方
  • 理学療法士が姿勢・関節可動域をチェック
  • 血圧測定や体調チェックを行ってからのトレーニング開始
  • 万が一の異変時に医療機関へ迅速に連絡できる仕組み

「運動したいけど、持病があって不安…」という方ほど、医療監修型ジム(メディカルフィットネス)を選ぶことで、安心して続けられます。

2、機器や施設のバリアフリー対応

ジムを選ぶうえで、意外と見落としがちなのが「施設の使いやすさ」です。
入口やトイレ、更衣室に段差があると、それだけで通うのが億劫になります。

見学の際には、ぜひ次のようなポイントを確認してみましょう。

  • 入口にスロープがあるか、扉が重くないか
  • 床が滑りにくく、明るく清潔に保たれているか
  • トレーニングマシンの間隔が広く、杖や歩行器でも移動できるか
  • 更衣室・トイレに手すりや椅子があるか


特に「着替えやすさ」「靴の脱ぎ履きのしやすさ」は、続けやすさに直結します。
施設全体が“高齢者を想定した設計”になっているかを、自分の目で確認することが大切です。

3、スタッフの資格・サポート内容を確認

スタッフの対応力は、ジム選びの最重要ポイントのひとつです。
どれだけ立派なマシンがあっても、サポートが不十分だと安心して運動を続けられません。

特に注目したいのは、スタッフの専門資格と経験です。
以下のような資格を持つスタッフがいると信頼できます。

  • 理学療法士
  • 健康運動指導士/健康運動実践指導者
  • 高齢者運動指導士
  • NSCA-CPT/JATI認定トレーナー(運動生理学に基づいた専門資格)

資格があるだけでなく、「親身に寄り添ってくれるか」「体調や疲労に気づいて声をかけてくれるか」も大切です。
見学や体験の際は、ぜひトレーナーと直接話してみてください。

4、通いやすさ・料金・体験制度

どんなに内容が良くても、通いにくい場所では長続きしません。
「無理なく続けられる距離にあるか」「送迎や駐車場はあるか」を確認しましょう。

また、料金体系も施設によって大きく異なります。
代表的な例を挙げると、

タイプ内容月額目安
一般的なフィットネスジム自主トレ中心5,000〜8,000円
メディカルフィットネス(医療連携型)理学療法士・医師監修10,000〜15,000円
パーソナルトレーニング型トレーナーがマンツーマン1回5,000〜8,000円

「最初から定期契約するのが不安」という方は、体験利用や短期プランのある施設を選ぶと良いでしょう。実際に雰囲気を見て、「ここなら続けられそう」と感じられるかが大切です。

高齢者がジムへ通う頻度・費用・注意点まとめ

「せっかく通うなら、効果を実感したい」多くの方がそう思うはずです。
でも、頑張りすぎると疲れや痛みが出てしまうこともあります。大切なのは、自分の体調に合ったペースで、無理なく続けること。

ここでは、理想的な通う頻度と効果が出るまでの目安、費用の相場、そして安全に続けるための体調管理のポイントをわかりやすく解説します。

理想的な通う頻度と効果の出る期間

運動は「一度やれば終わり」ではなく、少しずつ積み重ねていくことが大切です。
一般的に、健康維持や筋力アップを目的とする場合、週2〜3回のペースが理想的。
ただし、最初のうちは週1回から始めても問題ありません。

体に変化が現れる目安は以下のとおりです。

  • 1か月目: 体の動きが軽くなる、姿勢が良くなる
  • 3か月目: 階段の上り下りが楽になる、つまずきが減る
  • 半年以降: 筋力・持久力が安定し、疲れにくくなる

筋肉は「刺激を与え続けることで強くなる」ため、少しずつ負荷をかけながら継続するのがコツです。
また、体調に波がある高齢者の方は、「元気な日に少し多めに」「疲れている日は軽めに」といった柔軟なペース配分を意識しましょう。

ジムの費用相場と補助制度

高齢者がジムや運動教室を利用する際、「月いくらかかるのか?」「助成や補助を使えるか?」という点は大きな検討材料です。ここでは、国内・札幌市の事例をもとにした相場例と、補助・助成制度の可能性を整理します。

1、利用料金の相場

施設やサービスの内容によって料金はかなり幅がありますが、おおよその目安は以下のとおりです。

  • 一般的なスポーツジム(月会費制)= 月額 約6,000~15,000円 程度。
  • シニアや高齢者向けの割引プランや時間帯限定プランなどでは、もう少し抑えられているケースもあります。
    たとえば、時間帯を限定した平日昼間利用の「シニア割」プランなどがあります。
  • パーソナルトレーニング型(マンツーマンでトレーナーが付く)になると、料金がさらに上がり、1回あたり数千円〜1万円以上という例も報告されています。 

つまり、高齢者向けに「安心・サポート付き」で運動できるジムを選ぶなら、月額1万円前後を基準に検討するのが現実的です。

2、 補助・助成制度の活用(札幌市を含む)

施設利用を少しでも負担軽減したい場合、補助・助成制度を知っておくと安心です。

  • 札幌市スポーツ協会が主催するスポーツ・運動教室では、受講料金の一部助成制度が実施されています。対象となる教室や申請方法の案内が出ています。
  • 札幌市介護予防センターによる高齢者向けの「すこやか倶楽部」などの教室は、参加費無料または低価格で実施されている例があります。

これらを踏まえると、「公的教室や自治体主催プログラムを活用して、負担を減らしつつ運動を始める」という選択肢が札幌市では現実的です。

3、制度活用時の注意点

補助・助成制度を活用する際には、次のような点に注意してください。

  • 対象となる施設や教室が「補助対象」であるかどうか、必ず確認する。すべてのジム・クラブが対象というわけではありません。

  • 助成を受けるために申請手続き(クーポン取得やコード申請など)が必要な場合があります。既に開講された教室は対象外となることもあります。

  • 補助金や助成金は年度や予算に左右されるため、利用前に最新情報を確認することが重要です。

  • 補助制度があっても、利用者自身が通いやすさ・継続性を考えてプランを選ぶ必要があります。「安いから」と距離が遠かったり設備が合わなかったりでは、続けづらくなってしまいます。

高齢者ジム利用の注意すべき持病・体調管理ポイント

高齢者の場合、筋肉や関節の衰えだけでなく、心臓・血圧・糖代謝などにも注意が必要です。
「動かないこと」もリスクですが、「頑張りすぎること」もまたリスク。
体調を把握しながら、安全に運動を継続することが大切です。

特に気をつけたいのは次のようなポイントです。

  • 運動前後の血圧・脈拍を確認する
    高血圧や心疾患のある方は、運動前後の変化をチェック。

  • 水分をこまめに摂る
    高齢者は喉の渇きを感じにくく、脱水になりやすい傾向があります。

  • 食後すぐの運動を避ける
    消化不良や血糖値変動を防ぐため、食後1〜2時間は休憩を。
  • 痛み・違和感を我慢しない
    「少し痛いけど大丈夫」は禁物。体からのサインを見逃さないようにしましょう。

体調が悪い日は無理をせず、ストレッチや深呼吸など軽い運動に切り替えることも大切です。動かない勇気も、健康を守る大切な判断です。


まとめ

高齢者にとってのジム通いは、「筋肉を鍛えるため」だけではありません。それは、これからの人生を「自分らしく過ごすため」の準備でもあります。

安全な環境で適度な運動を続けることで、転倒や寝たきりのリスクを減らし、気持ちが前向きになり、社会とのつながりを保てるといった、心身両面のメリットが得られます。

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