デスクワークやスマホの使用が増え、肩こりに悩む人は多いのではないでしょうか。肩が重く感じたり、ひどいときには頭痛や腕のしびれを伴ったりすることもあります。そんなとき、「温めるのが正解?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
今回は、札幌の西町・厚別・円山でメディカルフィットネスジムを運営するエターナルフィットが、肩こりを温めることで得られる効果や、正しい温め方、注意点について詳しく解説します。
Contents
肩こりは温めるが正解!
肩こりを感じたとき、無意識に肩をさすったり、お風呂で温めたりすることはありませんか。実は、肩こりの多くは筋肉の緊張や血行不良が原因で起こるため、温めることで症状が和らぐことが多いのです。温めることで血流が促進され、固まった筋肉がほぐれるため、リラックス効果も期待できます。
しかし、すべての肩こりに温める対処法が適しているわけではありません。場合によっては、冷やしたほうが効果的なこともあるからです。ここでは、肩こりを温めるメリットや正しい方法、冷やすべきケースについて詳しく解説します。
肩こりを温めるといいのはなぜ?
肩こりの主な原因は、筋肉の緊張と血行不良です。長時間のデスクワークやスマホの使用で同じ姿勢を続けると、肩周りの筋肉が硬くなり、血流が滞ってしまいます。その結果、老廃物が溜まりやすくなり、こりや痛みを感じるようになるのです。
しかし、温めることで血流が促進され、酸素や栄養が筋肉にしっかり届くようになります。その結果、筋肉の緊張がほぐれ、肩こりが和らぎやすくなるのです。
肩を温めることで得られる効果とは?
肩を温めることによって得られる主な効果には、以下のようなものがあります。
- 筋肉のこわばりを解消:血流がよくなることで、硬くなった筋肉が柔らかくなり、こりが軽減される
- 痛みの緩和:温めることで神経の過敏さが抑えられ、痛みを感じにくくなる
- リラックス効果:体温が上がることで副交感神経が優位になり、ストレスや疲労感が軽減される
お風呂に浸かったあとに肩こりが軽くなるのは、温熱効果によって血流が改善され、筋肉がリラックスするためです。
温めると悪化する場合は冷やしたほうが効果的
ほとんどの肩こりは温めることで改善しますが、場合によっては逆効果になることもあります。特に、以下のようなケースでは温めるよりも冷やしたほうがよいでしょう。
- 急性の炎症がある場合
- 肩の腫れや熱感がある場合
- 寝違えた直後やぎっくり首のような急な痛みがある場合
このように、肩こりの原因によって「温める」「冷やす」の使い分けが重要となります。
温シップと冷シップの使い分け
肩こり対策としてよく使われる湿布ですが、「温湿布」と「冷湿布」のどちらを使うべきか迷うこともあるでしょう。実は、湿布の種類によって適した使い方があります。
温湿布が適しているケース
- 慢性的な肩こり
- 血行不良による筋肉のこわばり
- 冷えによる肩こり
温湿布には血行を促進する成分が含まれており、筋肉をじんわり温めてくれます。肩を温めると楽になるタイプの肩こりには、温湿布が効果的です。
冷湿布が適しているケース
- 寝違え・ぎっくり首などの急な痛み
- 炎症や腫れがある
- スポーツをしたあとの筋肉疲労
冷湿布には炎症を抑える成分が含まれており、ひんやりとした冷却効果で痛みを和らげます。熱感や腫れがあるときには、冷湿布を使うとよいでしょう。
肩こりを温める効果的な方法3選

肩こりを和らげるためには、適切な温め方が大切です。ただ温めるだけでなく、温度や時間を意識することで効果を期待できます。 ここでは、自宅や外出先でも簡単にできる、肩こりに効果的な温め方を確認しておきましょう。
湯船にゆっくり浸かる
肩こりの症状がある場合の最も効果的な温め方が、湯船に浸かることです。 お風呂に入ると全身の血流がよくなり、肩だけでなく身体全体がリラックスできます。
お湯の温度は38〜40℃程度のぬるめに設定し、15〜20分ほど肩までしっかり浸かるのが理想です。熱すぎるお湯に入ると交感神経が刺激されて筋肉が緊張しやすくなるため、リラックスするにはぬるめのお湯が適しています。半身浴では肩が冷えてしまうことがあるので、できるだけ全身浴を心がけましょう。
蒸しタオルで手軽に温める
お風呂に入れないときは、蒸しタオルを使って肩を温めるのもおすすめです。 血行が促進され、筋肉の緊張がほぐれやすくなります。
蒸しタオルの作り方は簡単で、タオルを水で濡らして軽く絞り、600Wに設定した電子レンジで40〜50秒ほど加熱するだけ。温まったタオルを肩や首にのせて、5〜10分ほどじんわり温めましょう。
ただし、タオルが熱くなりすぎると火傷のリスクがあるため、取り出した直後は広げて温度を確認し、熱すぎる場合は少し冷ましてから使うことが大切です。
使い捨てカイロを活用して温める
外出先や仕事中でも肩を温めたいときに便利なのが、使い捨てカイロです。 じんわりと温めることで血行が促進され、肩こりの予防や緩和に役立ちます。
カイロを使う際は、首の付け根(うなじ)や肩甲骨の間に貼るのがおすすめ。 これらの部位は血流が集まるポイントなので、効率よく全身を温めることができます。特に冬場や冷えが原因で肩こりが悪化しやすい人は、日常的にカイロを活用すると効果的です。
ただし、カイロは直接肌に貼らず、必ず服の上から使うことが重要です。 低温やけどのリスクがあるため、長時間同じ場所に貼り続けないように注意しましょう。
温める以外の肩こり対策

肩こりの解消には温めることが有効ですが、それだけでは根本的な改善にはつながりません。ここでは、温める以外の肩こり対策を確認しておきましょう。
ストレッチで筋肉をほぐす
肩周りの筋肉が硬くなると、血流が滞り、さらに盛り上がりが悪化することもあります。肩甲骨を動かすストレッチや、胸を開くストレッチを取り入れることで、肩の緊張を和らげることができるでしょう。
マッサージで血行促進
肩周りの血流を良くすることで、筋肉のこわばりを和らげることができます。特に、僧帽筋や肩甲骨周りを中心にほぐすことで、肩の盛り上がりがスッキリすることも。手軽にできるセルフマッサージを取り入れたり、プロの施術を受けたりするのもおすすめです。
適度な運動で根本改善
肩こりは、筋肉の緊張だけでなく、運動不足による筋力低下が原因になっていることもあります。肩甲骨を動かす運動や軽い筋トレを取り入れることで、肩こりが起こりにくい身体を作ることができるでしょう。
まとめ
肩こりは、筋肉の緊張や血行不良が原因で起こることが多く、放置すると痛みが悪化したり、姿勢が崩れたりするおそれがあります。肩を温めることで血流が促進され、筋肉のこわばりがほぐれるため、多くの肩こりは改善が期待できます。ただし、急性の炎症がある場合などは、冷やしたほうが効果的なケースもあるため、症状に合わせた適切なケアが大切です。
肩こりを予防・改善するためには、マッサージやストレッチ、適度な運動を取り入れながら、正しい姿勢を意識することが重要です。セルフケアを続けても改善が見られない場合や、痛みやしびれなどの症状がある場合は、医療機関への相談を検討しましょう。
肩こりを根本から改善したい方におすすめなのが、西町・厚別・円山に店舗を構えるメディカルフィットネスジム・エターナルフィットです。エターナルフィットは「健康と運動を通して多くの人を幸せにする」ことを理念に掲げ、パーソナルトレーニングを提供しています。
在籍するトレーナーは、健康運動指導士や理学療法士といった資格所有者ばかり。お客様一人ひとりのお悩みに合った完全オーダーメイドのトレーニングを、医学的根拠に基づきサポートいたします。
また、医師が監修・在籍しているので、疾患がある方なども通うことが可能です。肩の盛り上がりの改善を目指している方は、まずはエターナルフィットのパーソナルトレーニングを体験をしてみてはいかがでしょうか。