「キーンという音が耳から離れない」「病院では異常なし。でも辛い」 そんな“原因不明”の耳鳴りに悩まされていませんか?
実はその耳鳴り、肩こりが引き起こしている可能性があります。
長時間のデスクワーク、スマホの見すぎ、寝不足やストレス、、これらの習慣が積み重なることで、肩まわりの筋肉が硬直し、血流や神経の流れに影響を与えてしまうんです。
本記事では、肩こりと耳鳴りの関係から、自分でできる対策、そして必要な場合の病院受診の目安まで、わかりやすく解説していきます。
Contents
なぜ?肩こりと耳鳴りの関係性とは
肩こりと耳鳴り。一見するとまったく別物に思えますよね。
でも実は、首から肩にかけての緊張が、耳にまで影響を及ぼすケースが少なくありません。
耳の奥には「内耳」と呼ばれる小さな器官があり、ここには平衡感覚や聴覚をつかさどる神経が集中しています。 肩や首まわりの筋肉がガチガチになると、これらの神経や血管を圧迫します。
その結果、耳に違和感や「キーン」「ザーッ」といった音が響くようになるのです。
特に、猫背や前傾姿勢が習慣になっている人は要注意。無意識のうちに首や肩に負担をかけ、耳鳴りのリスクを高めています。
肩こりと耳鳴りが同時に起こる原因
肩こりと耳鳴りがセットで現れるとき、そこには複数の要因が絡んでいます。
- 首・肩の筋肉の緊張
→ 血行不良で酸素や栄養が不足。耳の神経もダメージを受ける - 自律神経の乱れ
→ ストレスや睡眠不足が続くと、交感神経が優位になり、耳が過敏に - スマホやPCの長時間使用
→ 頭が前に出る姿勢=“ストレートネック”は、首と耳の神経を圧迫しやすい - 運動不足
→ 体の巡りが滞り、疲労物質が溜まってさらに筋肉がこわばる
つまり、耳鳴りは“耳の病気”というより、身体全体からのサインでもあるんです。
放置しておくとどうなる?悪化のリスク
「ちょっと不快だけど、我慢すればなんとかなる」放っておくと、気づかないうちに症状が慢性化する可能性があります。耳鳴り以外の症状もでてくるので、 「おかしいな」と思ったら、早めにケアすることが大切です。
- 耳鳴りが24時間続くようになる
- 集中力や睡眠の質が下がる
- 慢性的な頭痛や目の疲れを感じるようになる
- イライラや不安感など、メンタル面への影響も
肩こりからくる耳鳴り、自分でできる4つの解消方法
肩こりが原因による耳鳴り。そんなつらい症状を和らげるために、自宅で簡単にできる4つの解消法をご紹介します。

1、即効性あり!肩こり解消ストレッチ
肩や首まわりの筋肉がガチガチにこっていると、血流が滞って耳の周囲に酸素や栄養が届きにくくなります。また、胸が硬いと肩が前に引っ張られ、肩こりを引き起こすことがあります。ストレッチで筋肉をほぐすことにより、血流が改善されて、耳鳴りの軽減にもつながります。
- 肩回し:ゆっくり大きく肩を後ろに10回、前に10回回す。呼吸を止めないのと、肩甲骨から回すのがポイントです。
- 首の横倒しストレッチ:右手で頭を支えながら、ゆっくり右に首を倒して15秒キープ。左も同様に行います。
- 胸を伸ばすストレッチ:四つ這いになり、少し手を前にだし、お尻を突き出しながら胸を地面に近づけて行きます。
できれば、朝起きたとき・お風呂上がり・仕事の合間の1日3回が理想です。肩こり解消のストレッチは過去のブログでも紹介しているので是非合わせてご覧ください!
2、耳、首周りの血行促進!簡単マッサージ
耳鳴りがあるときは、耳のまわりの血流やリンパの流れも悪くなっていることが多いです。手軽にできるマッサージで、血行を促してあげましょう。
- 耳たぶを引っ張る:上下・左右にやさしく10秒ずつ引っ張ります。
- 首の後ろのマッサージ:首の裏の窪んでいる所に指を当て、上下に首を動かします。
- 首横(胸鎖乳突筋)のマッサージ:指でつまみながら上下に往復していきましょう。
やりすぎず、気持ちいいと感じる程度にとどめるようにしましょう。朝の洗顔後や、仕事の合間のリフレッシュにおすすめです。肩、首周りのマッサージも過去のブログで投稿してますので合わせて確認してみてください!
3、肩を温め血行促進する
冷えやすい肩まわりを温めることで、固まった筋肉がほぐれ、血流がスムーズになります。リラックス効果もあるので、夜寝る前の習慣にぴったりです。
- 蒸しタオル:濡らしたタオルを絞って600Wで40秒~50秒程温める。首や肩に当てて5~10分。
- カイロ:日中のデスクワーク時は、肩甲骨の間に貼ると効果的。
- 湯船にしっかり浸かる:シャワーだけで済ませず、38℃~40℃くらいのお湯に15〜20分浸かる。
温めるタイミングは、1日の終わりやストレスを感じたときがベスト。副交感神経が優位になり、耳鳴りの軽減にもつながります。
4、質の良い睡眠
「耳鳴りがひどくなるのは夜」という人も多いですよね。実は、疲れが溜まったり自律神経が乱れたりすると、耳鳴りが強く出やすくなります。だからこそ、質の良い睡眠は何よりも大切なケアのひとつです。
- 寝る1時間前にはスマホやPCをオフに
- カフェインやアルコールを控える
- アロマや音楽でリラックスモードに切り替える
- 寝る前にストレッチや深呼吸を取り入れる
布団に入ってからも耳鳴りが気になる時は、「耳栓」や「ホワイトノイズ」を活用するのも一つの方法です。
根本改善!生活習慣を見直そう
日々の生活習慣が肩こりにつながっている可能性もあります。思い当たる節があるかたは根本的な生活動作も見直してみてください。

デスクワーク環境の見直す(椅子の高さ、PCの位置など)
長時間のパソコン作業や座りっぱなしの姿勢は、肩や首にとって想像以上にストレス。ほんの数cmのズレが、何時間も積み重なることで、筋肉や神経に負担をかけてしまいます。
こんなポイントを見直してみましょう
- モニターの高さ:画面の上端が“目線の少し下”にくる位置が理想。目線が下がりすぎると猫背になりやすくなります。
- 椅子の高さ:膝が90度、足裏が床にしっかりつくように。骨盤が立ち、自然と良い姿勢がとれるようになります。
- 背もたれと腰の間にクッションを入れるだけでも、腰や背中の負担が減ります。
スマホとの付き合い方を見直す(使用時間、姿勢など)
“スマホ首”や“スマホ肩”という言葉が広まっているように、スマートフォンは今や、肩こりの大きな原因の一つ。頭の重さは約4〜6kg。これが前に傾くたびに、首や肩には倍以上の負荷がかかるといわれています。
取り入れたい習慣
- スマホの位置を目線に合わせる:腕が疲れない範囲で、なるべく顔の高さに上げて使いましょう。
- 30分に一度は休憩を:肩を回したり、首を伸ばしたり、ちょっと視線を遠くに向けるだけでも効果的です。
適度な運動習慣
「肩こりがひどくなる一方…」という人の多くは、運動不足になっている傾向があります。筋肉が動かないと血流も滞り、老廃物や疲労物質がたまってしまうからです。
とはいえ、ハードなトレーニングをする必要はありません。日常の中で“ちょっと体を動かす”意識を持つだけでも十分です。
こんな運動がおすすめ
- 1日15〜30分のウォーキング:姿勢を意識して早歩きをすることで、肩甲骨周りも自然と動きます。
- 肩甲骨周りのエクササイズ:肩こりの原因の1つである肩甲骨周りの硬さを改善することで正しい姿勢を保つことができます。
- 首、肩甲骨のストレッチやマッサージ:朝晩に軽く体を動かすだけで、血流と自律神経のバランスが整います。
こんな時は病院へ!医療機関を受診する目安
下記の症状がでれば、まずは耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。耳や鼻、のど、バランス感覚などを総合的にチェックしてもらえます。
- 突然激しい耳鳴りが起きた
- めまいを伴っている
- 聴力が落ちた、耳に強い痛みを感じる
- 1週間以上耳鳴りが続いている
- 日常生活に支障が出ている
特に「ストレスが耳鳴りを悪化させている気がする」という場合は、身体だけでなく心のケアも含めた治療アプローチが効果的です。
まとめ
耳鳴りは「聞こえの問題」ではなく、体からのSOSサインかもしれません。特に肩こりとセットで感じるなら、その2つは密接につながっている可能性が高いです。
「肩こりがひどいな」「耳鳴りが気になるようになった」と感じていたら、早めに改善に努めましょう。
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